千代田区の社会保険労務士が教えるこの助成金は利用しよう

parrots

アフターコロナがそろそろ見えてきました。東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人が一押しの助成金をお教えいたします。キャリアアップ助成金は有名ですが、人材開発支援助成金はご存じですか?日本のマンパワーを底上げするため、この助成金を紹介したいと思います。

有機実習型訓練とは

人材開発支援助成金にはいくつかのコースがありますが、弊社が一押しするのは、特別育成訓練コースです。
非正規労働者が対象となりますが、OJTとOff-JTと有機的に組み合わせた訓練を行うことを有機実習型訓練と言い、この訓練に対する助成金は、幾度か名前を変えつつもずっと続いております。

OJTとOff-JT

OJTとは生産現場における訓練のこと。先輩が後輩に教える訓練はOJTに当てはまります。
Off-JTとは生産現場を離れたところで行う教育。実務でも座学でも構いませんが、お客様に関係しないところで行う訓練とお考え下さい。

長期の訓練期間

訓練期間は、2~6か月の間で定めることとされています。6カ月当たり換算で425時間以上というのが助成金の要件ですので、月の半分は研修に費やさなければなりません。
それくらいの時間をかけないと本当の育成は難しいというのが事実でしょう。
また、OJTとOff-JTのそれぞれが、全体の訓練機関の1割以上なければなりません。実務と学習を組み合わせることで研修効果が倍増するのです。

スケジュールと助成額

この助成金を活用する際には先にカリキュラムと対応する評価シートの作成が必要です。最初は困難ですが、一度作成してしまえば毎年使えます。新入社員教育にはもってこいでしょう。さらに、研修対象者には、ジョブカード(履歴書・職歴書のようなもの)を書いてもらい、本当にこの訓練カリキュラムが必要か、ジョブカードセンターであらかじめ認定を受けます。
助成金ですので、あらかじめ計画届を提出し、計画届が労働局に認定されてから研修開始となります。毎日、研修日誌をつけるのは大変ですが、研修を受けているという認識付けのためには重要です。
受給額は、1時間当たり760円。760円って少ないな、と思うことなかれ。600から700時間行えば、一人当たりの額はかなりのものとなります。そもそもOJTはしなければならないもの。Off-JTの経費まで支給されますので、人件費削減効果も抜群です。

まとめ

東京都千代田区にございますBSP社会保険労務士法人は、何年もこの助成金に力を入れています。雇用調整助成金やキャリアアップ助成金も重要ですが、人材開発助成金の前向きさが私は好きです。人口減少が止められない中、一人一人の能力開発が、これからの日本を考えるうえでとても重要です。
最初は、いろいろと手間がかかる助成金ですが、弊社には業種ごとのカリキュラムなど蓄積がございます。ご興味のある方は、是非お気軽にお問い合わせください。