社労士を外注ではなく顧問がおすすめな業態やケースは?

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前回は、スポット顧問契約がお勧めのケースを記載しました、東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人、岸本です。今回は、逆に、顧問契約をしておいた方が安心な業態、規模感などを解説してまいります。

労務が複雑な業種

業種によって、労務管理が複雑な業種がございます。労働者の権利が強い場合や、行政の規制が多い場合などがそうです。以下、見ていきましょう。

医療・介護関係

医師や看護師、衛生士、福祉士などの権利意識が強いため、労務管理が統一的にできないことが多いです。いかに、労働者の権利を尊重しながら、労務の簡素化を図るか、難しい業種です。

飲食業・小売業・理美容業

利幅が少ないため、長時間労働、低賃金になりがちです。違法なサービス残業がまかり通っている場合も多く見られます。従業員満足を図りつつ、コンプライアンスも固めていきましょう。

建設業

重層下請構造による業界特殊の労務管理がございます。労災が起きた際にはどの会社に責任があるのか、安全配慮義務が問われる業種です。

人材紹介・人材派遣業

人材紹介、人材派遣の許可によって成立する仕事です。行政の規制がかなり複雑なため、派遣法をしっかり学び、許可取り消しの無いよう注意しなければなりません。

社労士が必要となる規模感

一般的には、10名以上雇用するに至った場合は、社会保険労務士が必要とされています。就業規則を作成する義務が生じるからです。スポットで就業規則作成を依頼したとしても、何かあった際に、作成した社会保険労務士がいないことには、就業規則をうまく活用することができません。

まとめ

いろいろと記載してきましたが、「大変だな」と思った際にはお気軽に専門家を活用いただければと存じます。
東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人は短期での顧問契約も受け付けております。もし、労務でお困りごとがございましたら、一度お試しいただければ幸いです。