千代田区の社労士が教える5月病社員の解雇相談例

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さて、5月ももう終わりですね。いわゆる5月病の相談ですが、東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人にもございました。一つ解雇相談例を挙げることで、今後のご参考にしていただければと存じます。最近は、5月に限らず通年同様なことが起こりますので・・・

新入社員が求めるものは・・・

意外や意外、顧客のなかでも労務管理の優れた企業からの問い合わせでした。
今年4月入社の新規学卒社員の話です。
ゴールデンウィーク明けての出社からどうも浮かない様子であったとのことです。
勤務中もやる気がない様子。
しっかりした社長なので先手を打って話を聞いたところ、会社に対する不満が出るわ出るわ。

ゴールデンウィーク中に、大学時代の仲間たちといろいろと現状を語り合ったそうでした。
賃金が安いとか、残業時間が長いとか、コロナ対策ができていないとか。
他の企業と比べると、至極まともな企業なのですが、初めて社会に出て他を知らないと、他人の芝が青く見えてしまうのでしょうか。
社長もさすがに感情的になり、解雇したいとのことでしたが、ここは長く見守ってくださいとアドバイスいたしました。

優良企業ほど損をする?

中途社員であれば、多くの企業を見ていますが、新規学卒の場合はそれがありません。
それで辞められて(辞めさせて)しまったら、お互いに損害は大きいでしょう。
何か客観的な基準があればいいのですが・・・・・
と思案したのですが、健康経営優良企業認定や安全衛生優良企業認定、その他、えるぼし、くるみんなどの活用はいかがでしょうか?
国が優秀な企業だとお墨付きを与えてくれたのですから、一つの説得材料にはなるでしょう。

まとめ

その従業員は、まだしぶしぶ感が残っているようです。ある意味待つしかない、何か責任のある仕事を与えて没頭させたいところですね。
最近は、5月病といわず、いつなんどき従業員が「適応障害」の診断書を持ってくるかわかりません。
企業の責任と言われないよう、安全衛生管理は絶えず見直し徹底していきましょう。