こんな問題が起きた・起きそうなら社労士に労務相談をしてみよう

shikun

東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人です。毎日のように様々な労務相談を承っております。具体的な事例をご紹介したいところですが、まずは一番多い解雇事例をご紹介いたします。

早い段階から記録化が大原則

解雇案件に関わらず、トラブルの終局的な判断は裁判所が行います。
裁判所での争訟に関しては、弁護士の腕前などではなく、重要なのは証拠となります。
特に、書証が重要なのですが、後付けの書証はあまり意味を成しません。
トラブルが生じる前後からのまめな記録が、説得力を持ち効果的です。

ハラスメント社員、辞めさせたいんですが・・・

こんな相談がよく寄せられます。
ある従業員のパワーハラスメントによって、貴重な部下が適応障害になり退職してしまいました。
このハラスメント従業員を辞めさせたいんですが・・・

この段階で、実はそのハラスメント行為を具体的に記録してくれていればとても助かります。
録音であれば何よりですが、その時に書いたメモでも構いません。
5W1Hに基づき、いつどこで、何をきっかけとしてどのような行為がなされたか、しっかり記録ください。
そして、その指導履歴も重要です。
まずは口頭注意。口頭注意とはいえ、いつどのような行為に対してどのような注意を行ったか、記録に残ししておくことが必要です。
何度かの注意にも関わらず、改善が認められない場合は、始末書を求めたり、減給の制裁を行ったりと懲戒処分をすすめていくことになりますが、その記録も重要です。
退職することになった従業員からの聞き取り調査ももちろん欠かせません。

被害者従業員の退職が決まった段階で、よく相談をいただきます。
ただし、この段階で上述の記録行為を行っていない場合が多いのです。
社会保険労務士としては、どのタイミングで相談が寄せられてもその時の最善の策を講じますが、できれば一番最初の段階から関与できていれば、より最適なアドバイスを行うことが可能なのです。

まとめ

何がいいたいのかといいますと、普段から気軽に相談できる体制を構築しておきたいものです。
東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人は、労務相談へのハードルを低くするために、あえて顧問契約のみとし、また顧問客の方は、いくらどのような些細なことをご相談、ご質問いただいても追加料金は発生しないように設計しています。

何よりも初動が大事です。
何かトラブルが起きそうだなと思ったら、まずはご相談ください。
そして面倒かもしれませんがこまめに記録をお取りください。
それが企業を守ること、貴社従業員を守ることにとってとても大切なことです。