社内の経理で給与計算のミスが多い場合の対策は?

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そろそろ新年度初めての給与支給日が近づいてきたのではないでしょうか。給与計算ミスは、新入社員の会社への不信感へとつながります。給与計算のミスが多い場合の対策を、東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人が解説いたします。

担当を変える

まずは、身も蓋もない話ですが、そもそも給与計算に向かない人がいます。
弊社、BSP社会保険労務士法人でも、いくら教えても覚えられない、間違えてしまうというスタッフがいます。ただ、助成金書類作成や就業規則作成など別の仕事を任せるとしっかりと成果を出します。

数理的な思考の方、論理的な思考の方、言語感覚の優れた方、空間把握や視覚認識の優れた方など、人はそれぞれ遺伝的にもって生まれた才能が有ります。
ドラッカーを持ち出すまでもなく、それぞれの人の強みを活かすことが、組織の持つパワーの最大化につながります。
あまりにもミスが多い場合は、すっぱりと担当を変えるという方法がまず考えられます。

ダブルチェックする

給与計算というものはそもそも間違えるものです。
給与計算は基本的に間違っていないだろうという認識を改めてください。
このコラムをお読みの労働者の方は、しっかりと給与明細を確認してください。
そのうえで、多くの企業で行われていますが、複数体制での給与計算をお勧めいたします。
一人の目で見落としたミスが、別の人の目からすぐに拾い上げるということがしばしばあります。

認識論的な話になりますが、実在する同一物が、現象として知覚に現れる際には全く別物になりえます。
給与計算においては複数名体制で行うというのはもはや必須と言えるでしょう。

外注する

以前お話ししましたが、外注するという選択も視野に入れてください。
税理士、社労士、給与計算会社などの選択肢をご紹介いたしました。
給与計算は、決算業務とともに、バックオフィスのかなりの時間と労力を費やす仕事です。
これをプロに任せて、より会社の成長戦略にリソースを投入することは重要なことです。
もちろん、受託する側は仕事として請け負うためミスが許される立場ではありません。
万が一、いい加減な給与計算会社と契約してしまった場合でも、雇用関係と違って、よりよい給与計算会社への切り替えは速やかに行えます。

まとめ

給与計算に時間を費やし、そこでミスが発生するとその修正にまた時間を費やし、次月に調整を行い、その調整が新たなミスを誘引し、という負のループは避けたいところです。
東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人は、単なるダブルチェック体制ではなく、2つのシステムを、2人の担当が別々に回し、その結果を突合するという、他ではあまり見られない方法で給与計算を行っています。

そして突合時には、必ず齟齬が見られます。ということは、一人体制の場合は、必ず間違えているといっても過言ではないでしょう。
実際は必ずといっていいほど間違えているにも関わらず、給与計算は合っていて当たり前という不文律の存在、このギャップを埋めるために、弊社ではひと手間加えたサービスを提供していますので、給与計算のミスでお困りお悩みの場合はお気軽にご相談くださいませ。