給与計算を依頼するなら社会保険労務士がおすすめの理由 2022.3.24 給与計算 by owner@bsp-sr.or.jp. 目次 Toggle給与計算は誰の仕事?自社従業員税理士社会保険労務士給与計算会社社会保険労務士に依頼するメリットまとめ 東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人は、各種社労士業務の中で、給与計算の受託を一番多くいただいております。給与計算を依頼するなら社会保険労務士がおすすめの理由を早速みてまいりましょう。 給与計算は誰の仕事? 前回までに、社会保険労務士の独占業務について、何度か説明してきました。 簡単に言えば、厚生労働省に提出する手続き関係は、社会保険・労働法令に詳しい社会保険労務士以外の士業が業として代行はできないということでした。 給与計算に関していえば、社会保険労務士の独占業務ではありません。 どのような方々が携わっているでしょうか? 自社従業員 起業段階では、社長が自らの役員報酬計算を行います。役員報酬は毎月変動しませんので社会保険料と税金の控除計算ですね。社長の配偶者が行うこともよく見受けられます。 ある程度の従業員数規模になると事務専門の従業員が参画します。 従業員に給与計算を行ってもらえば費用は掛かりませんが、他の従業員の給与額が知られてしまうのがデメリットといえるでしょう。 税理士 顧問税理士が行うのも一般的です。 税理士も、給与計算を本格的に学んでいるわけではありませんが、数字仕事には慣れたものです。 特に源泉所得税の計算や年末調整に関してはプロフェッショナルです。 ただし、労働時間の集計など、労働法に関わるところは社会保険労務士に軍配が上がるでしょう。 社会保険労務士 最も間違いが少ないのは社会保険労務士といっても過言ではないでしょう。 特に、特殊な労働時間制度を導入している企業は社会保険労務士を選択すべきです。 変形労働時間制やフレックスタイム制、裁量労働制など、残業代の集計方法が異なるので要注意です。 また、最適な賃金制度、労働時間制度の導入の提案も、社会保険労務士なら可能です。 給与計算会社 従業員数が数百名、数千名となると給与計算会社の出番でしょう。 大勢のスタッフでチームを組んで、大規模な給与計算をマニュアル化しながら進めています。 一定規模を超えると、税理士、社労士の手には負えなくなってくるのも実情です。 社会保険労務士に依頼するメリット 中小企業であれば、社会保険労務士に依頼するのがおすすめです。 上述の通り、様々な賃金制度、労働時間制度を知悉しています。 企業の中には、各種制度の間違った運用をしている事例が多く、受託した際に未払い賃金が発覚することもしばしばです。 また、社会保険料・雇用保険料の控除漏れも見受けられます。 社会保険の月額変更対象者の毎月のチェックなどは、社会保険労務士でなければ難しいでしょう。 まとめ いかがでしたでしょうか? 給与計算は誰に依頼しても問題ありません。 小規模のうちは、顧問税理士にお願いするのもいいと思います。 ただ、ある程度の規模になった場合は社会保険労務士への依頼がおすすめです。 東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人は、受託した際に、まずハローワークや年金事務所に従業員登録情報を確認します。 社会保険料のマスタ設定が間違っていたら、給与計算が何カ月も間違い続けることになるからです。 従業員の生活の糧となる給与の計算、間違えるわけにはいきません。 身近な専門家に是非ご相談ください。 Facebook Twitter LINE はてな 社会保険労務士以外が作成した就業規則でも法的に有効なの? 社会保険労務士は給与計算以外にどこまで対応可能?