社労士へ4月に寄せられる労務相談で多い内容TOP3とは

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すでに4月も終わりに近づいてきました。早いものですね。東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人に4月中に寄せられた相談を参考に、毎年4月、入社シーズンに多い労務相談をまとめてみました。

第3位 労働条件をめぐるトラブル

会社側に非がある場合もありますが、認識相違ということも多くの案件で理由として挙げられます。
特に、募集時の労働条件と、いざ雇用契約を締結する際の労働条件が異なることが多いようです。
以前は、求人募集は、求職者の申し込みを増やすための広告のような位置づけとして、求人内容に若干の色を付けても問題ありませんでした。
しかし、職業安定法の改正により、現在は募集内容と労働契約内容の相違は認められません。
第一印象が悪いと、その後もその関係性を引きずることになります。
過去にアップした、各種求人サイトの求人情報をいま一度見直してみましょう。

第2位 無断欠勤から行方不明に

数百名単位の企業では結構よくあります。困ったものですね。
病欠が何度か続き、その後連絡がとれなくなってしまいます。
この場合は、放置しておくのは気持ちが悪いものですよね。
あとから、まだ在籍しています、などと言われたらたまったものではありません。
対処方法としては、電話、メール、SNS、訪問、身元保証人への連絡など、ありとあらゆる手段を講じたうえでの、内容証明の郵送です。
そこで、就労意思がないこととともに退職日を確定いたします。

第1位 適格性がないので解雇したい

栄えある1位は、季節に限らずこのお問い合わせです。
採用面接を何度も重ねたのに、実際に働いてみると思っていた人格とは異なります。
ある意味必然といってもいいでしょう。
そこで、能力不足であればいかに能力を発揮させるか、勤務態度不良の場合はいかに矯正するかというテーマが生じます。
何度も記載しましたが、あくまでこういった努力を積み重ねたのちでなければ、解雇は難しいとお考え下さい。

まとめ

最近では、外国人労働者とのコミュニケーショントラブルの相談なども増えてきています。
多様性社会、従業員もいろいろなバックグラウンドをかかえています。
いまのところ、弊社にはまだ相談は有りませんが、LGBTQの労務相談なども増えてくるのではないでしょうか?
どういったトラブルが生じた際も、拙速な判断は避けて専門家にご相談くださいませ。
東京都千代田区のBSP社会保険労務士法人も、数多くの相談実績から最適解を導き出します。どうぞお気軽にご相談くださいませ。